サッカー北マリアナ諸島代表の帯同中に、杉本龍勇式のランニングメソッドを東島恒介さんに北マリアナ諸島代表を指導していただきました。
サッカーにおいて、身体の使い方はベーシックになりつつあるものの、しっかり使えている選手が少ないのも現状です。
今回はそこでのお話を少ししていきます。
杉本龍勇とは
ドイツでの留学を経て、杉本先生ご自身が世界陸上選手権東京大会、バルセロナオリンピックの100m及び4×100mリレーに出場しています。そして、陸上選手だけでなくその後清水エスパルスフィジカルコーチ、湘南ベルマーレフィジカルアドバイザーを歴任。現在は法政大学経済学部教授を務める傍ら、トップアスリートのパーソナルトレーナー、育成年代に向けた体の使い方や走り方の指導などの活動を精力的に行なっています。
杉本龍勇式メソッドとは?
その杉本龍勇先生が編み出した走り方のメソッドですが、多くのアスリートも師事を仰いでおり一番有名なのはサッカー日本代表の岡崎慎司選手です。そこで、目覚ましく岡崎選手の走り方が変わった事でサッカー日本代表選手の中で有名になり、吉田麻也選手、堂安律選手なども実践しているそうです。
メソッドの中身ですが、さまざまな著書や動画があるのでそちらで参考にしてもらえればと思いますがポイントとしては
- 股関節の開きを上手くつかう
- 正しい姿勢を作る
- 足の着き方
- 腕の振り
- 中臀筋をつかう
- 地面を蹴らず床反力を使う
トレーニング方法はつま先立ちをしたり、ケンケンを取り入れたりする独特な手法です。
スポーツへの応用
正しい姿勢を作る事で、動きがスムーズになりアクションがしやすくなります。また、下半身の軸が出来、上半身が緩む事で、無駄な動きがなく力が逃げない為、走力の向上が見られます。サッカーだけでなく様々なスポーツへの応用ができます。
実施結果
今回、北マリアナ諸島代表選手にアプローチしたところわずか1時間少しで大きく変化が見られました。特に立った時の姿勢、姿勢フォーム、ボールを取りに行く際のアプローチの寄せ方に大きな変化が見られました。
岡崎慎司でも正しく使えるようになるには3年はかかったと言われています。
このメソッドをウォーミングアップなどに落とし込む事で継続して行えれるかと思います。
今後、MSDとしてもこのメソッドを取り入れながらスポーツ選手だけでなく他スポーツの動き作りや、ビジネスマンにむけた体つくりを行なっていきます。
東島先生にトレーニング指導を仰ぎたい方は、ご連絡ください。