バレエの基本的な腕のポジション

足のポジションの他に、腕の形・腕の動かし方もバレエ特有のものがあります。

この上半身のポジションは手や腕だけでなく、肘と鎖骨、背中、肋骨を上手く使いながらバランスを作っていきます。

バレエの腕のポジション

アン・バーポジション

両腕で大きな卵型の円を作り、下におろした形です。

両方の手のひらが自分の顎の方に向いて、両足にくっつきすぎていない位置がベストです。

アン・ナバーポジション

アンバーで作った卵型の円をキープさせながら、胸の前まで持ち上げていきます。

両方の手のひらを自分の胸の方に向けましょう。

アン・オーポジション

引き続き卵型の円をキープさせながら、頭の上に移動させる。

両手のひらが自分の脳天を向いているのがベストです。

ア・ラ・スコンドポジション

アンオーにした手を下ろし、左右に開く。

両手のひらが正面を向き、ひじと腕全体が丸みをおびているように見えるのが理想です。

しなやかで柔らかく表情豊かな手

ボレロのような勢いのある踊り以外、基本的に指をバラバラにして一本一本に力を入れるような表情をしてはいけません。踊りが硬く緊張しているように見えてしまいます。

親指は手のひらの中に隠す。

ベビー科では『キツネさんが少しお口を開いた形』と指導しています。

レッスンでスカートを持つ時も中指と親指でつまむように訓練し、肘も体の後ろにいかないように軽く張る。この手先のポジションの基礎は、いつでも気をつけていると練習につながりますので、ぜひ試してみてください。 

「肘と鎖骨、背中、肋骨のバランスを作っていく」という意味では茶道、書道、華道、ピアノ、社交ダンス、新体操、スケートなどなど、上半身の基本の動き方はこれら全てに共通します。

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